足立区
生成AIを活用した国語実践
文部科学省リーディングDXスクール事業の取り組みとして、小学校4年生国語科の「調べてわかってことを発表しよう」で、Google Bardを活用した授業を行いました。
この授業では、国語科のねらいである「自分の考えをまとめ、伝える力を育む」ことに力点を置いて授業設計を行いました。そのため、自分の考えを深め、聞き手を意識して分かりやすく伝えるためには、どのような内容がよいかを考える学習の場面でGoogle Bardを活用しました。
具体的には、自分たちが紹介したいものを選び、その便利さを伝える内容を決めました。そして、児童の選んだ内容の他に、聞き手に、より便利さが伝わる視点はないかをGoogle Bardに聞いてみました。
児童からは、Google Bardの提案に対して、「それには気が付かなかった!」などの声があがりました。そして、Google Bardの提案を参考にしながら、すべての情報を鵜呑みにすることなく、自分の視点をさらに深めていくことができました。
また、Google Bardの操作は教員が行いました。これは、Google Bardがまだ開発段階であり、誤った情報を提供してしまう可能性もあるためです。教員がGoogle Bardを活用することで、児童が発表する内容をより吟味したくなるような情報を得られる環境を整えました。
この授業では、Google Bardの活用により、児童が新たな視点に気づき、発表内容の構成力を高めることができました。また、児童は、Google Bardの提案を参考にしながら、自分の考えを深めていくことができました。
今後も、国語科の授業のねらいを達成するために、Google Bardを活用した授業を実践し、児童の学びをさらに深めていきたいと考えています。
※ちなみにこの文章のたたき台もGoogle Bardを活用しました。
足立区教育委員会 全児童対象「あだちタイピングチャレンジ」開催中!
チャカ、チャカ、チャカ、チャカ、チャカ・・・・
雨の日の休み時間
足立区の小学校でよく聞こえる音です
「あだちタイピングチャレンジ」に向けてタイピング練習をしている児童たちです
小学生が楽しみながらタイピングのスキルを向上させることはできないか?
という思いから始まったのが、「あだちタイピングチャレンジ」です。
2021年から始まったあだちタイピングチャレンジは、延べ2万人近くの児童が参加し、今年度も続々と申し込みが来ております。延べ人数だと今年度中に3万人を超える見込みです。
利用するタイピングソフトは「キーボー島アドベンチャー」
足立区のChromebookにショートカットを設置し、少しの間でも利用できるようにしてあります。
「学校賞」「学年賞」「学級賞」「個人賞」などを設けており、一定期間内に、キーボー島アドベンチャーの基準レベルに達したら、デジタル賞状を授与しております。
CBTをはじめ、生活の様々な場面でタイピングが必要になってきています。
将来、社会の担い手となる児童が、自身の力を存分に発揮させるためには、タイピングスキルは必須です。
足立区教育委員会としては、学校と連携しながら、タイピングをはじめ、児童や生徒の情報活用能力の育成に取り組んで行きます。
足立区教育委員会 小学校1年生対象出前授業「はじめてのChromebook!!」
「1年生にはどんなことを指導すればいいのでしょうか・・・」
小学校1年生の担任の先生方から、多く寄せられた相談です。
このような相談や悩みに応えるために、足立区教育委員会では、主に1年生の先生方を御支援すること、Chromebookの活用を促進させることを目的として、出前授業を開始しました。対象はもちろん小学校1年生です。
講師は、Google認定教育者の資格を有する教育委員会職員達です。
Chromebookの基本操作はもちろん、情報モラルにもつながるマナーなども出前授業では取り扱い、1000人を超える小学校1年生が出前授業を受けてくれました。
出前授業後、先生たちからは「指導することがよく分かった」「自分の勉強にもなった」などの声をいただくことができました。
1年生なりにChromebookを使いこなしていただき、情報活用能力の育成につなげてほしいと思います。
【内容】
・Chromebookの持ち方
・ログイン、ログオフのやり方
・カメラの使い方
・手書き機能の使い方
・検索のやり方(音声入力)
・chromebookとの付き合い方(利用時間等)
詳しい内容は関連情報の「あだちICT情報ひろば」より御覧ください!